The United Kingdom of Great Britain & Northern Irelandへの旅

海外旅行 イギリス(ロンドン)一人旅6日目 2003年3月3日(月)
苦情がいえないストレス
ホテルに苦情を言いたかったけど言えなかった今日の朝。さすがにロンドンを4日間めいっぱい歩いたので、今朝は少し遅めの8:00に起床。朝食は8:30に指定していたのだが、そこまではよかった。ちゃんと9:00までに朝食がきた。問題はその後、ゆっくり朝食を食べようと思って、ドアの外にDon’t disturbの札をかけてあるにもかかわらず、食事終わりましたか?と2回もドアを開けられた。ゆっくり食わせてくれ!っていうか入ってくんな!!と苦情を言いたかったけど、悲しいかな英語できない私。口惜しい・・・
同じホテルに何日か滞在すると、どうしてもアラというのが見えてきて悲しかったなぁ。

気を取り直して
最後の一日の自由を満喫すべく、出かける。まずは、ロンドン初日には、また後日に来てくれ!と言われたオペラ座の怪人のチケットを受け取りに、ハーマジェスティーズシアターへ。ちょうど10時頃劇場に到着。窓口にはチケットを買いに並んでいる人が4名ほど・・・。自分の番になったので、再度、チケットマスターの予約確認用紙を見せる。すると、またしても「今日のチケットだよね、夕方来て・・・」と言われる。当日でも、午前中にはまだチケットが届いてないんかい!と心の中で文句をブツブツ言いながら、しゃーないなぁと劇場を出た。ライオンキングのライセイムシアターでは前日の貰えたのに、こちらでは貰えないのは、やはり「オペラ座の怪人」が一番チケットが手に入りにくいから、チケットマスターのほうの手配もテンテコマイなんだろうか?と思ってしまった。

そういや、この辺りには確か三越があったはず。トイレにでも行っておこう・・・と思って地図を見ながら歩いて数分、着いた三越は、「これが三越?まじっすか?」というくらい、小さな三越でした。三越は大きいデパートという先入観は、ロンドンでは通用しませんでした。トイレに行くだけというのも悪いなぁと思ったので、ちょこっと食料品(といっても紅茶ばかりの売り場)を見たところ、さすがに日本人が好みそうな品揃えをしていました。なんというか、いろんなメーカーの紅茶缶がずらり。そして日本人の心をくすぐる、日本未入荷の文字と、日本で買った場合と現地で買った場合の値段の差、そしてポンドと日本円換算表示。思わず買ってしまいそうになりましたよ(笑)。紅茶以外で売れてそうなのが、ベッカム様グッズ(これもいかにも日本人目当て)にハリポタのトランプ・・・。ベッカム様は買わなかったけど、ハリポタトランプは買ってしまいました(ついうっかりノセられちゃったよ・・・)。あと、日本の漫画や雑誌も売っていて、日本語の飢えかけていた私には目の毒でした(活字中毒)。フェラガモの商品を素通りしてトイレに行ったあと、三越を後にしました。

再びフォートナム&メイソン
三越の紅茶売り場で、フォートナム&メイソンの紅茶をイギリスで購入すると、どれだけお特(安く買える)かということが判った(というより、日本でのフォートナム&メイソンの紅茶の値段を私は知らなかった)ので、やはり種類と品揃えの良いフォートナム&メイソンへ行くことにした。歩いていける距離なので、とぼとぼと歩いて向かう。先日ハロッズでたくさん紅茶を買ったにもかかわらず、日本では買えない値段だよ・・・と思うとついつい財布の紐が緩くなり、「お、重いよ・・・」というくらいの缶を購入。この紅茶を持ったまま、歩きまわるのは辛いぜ・・・と早々に悟った私は、一旦ホテルに戻るのだった。

ヘタレ昼食も極まれり
ホテルに戻り、トランクの中の荷物を整理する。すでにトランクの中は紅茶でいっぱい。紅茶しかないんかい!という感じである。荷物減らしと外で探すのが面倒という理由から、日本から持ってきていたカップラーメンをつくり、昼食に。今回のロンドンは、私が海外でご飯を食べるときには避けたいことばかりやっている。マクドナルドで食べる、日本食(寿司)を食べる、日本から持ってきたインスタント食品を食べる・・・ヘタレ日本人も極まれりという感じだ。アジアではこんなことないんだけどなぁ・・・すべて英語が出来ないことと、チキン(臆病者)な私がそうさせたのさ・・・とちょっと自分でも悲しい気分になった。

すでに美術館・博物館関係を制覇(行きたいと思っていたところ)していた私は、今日のメインは「オペラ座の怪人」のみだったので、ホテルの部屋で15時頃までゴロゴロとする。日本じゃぁ今日は「雛祭り」だなぁとか思いながらTVを見る。ロンドンで見たTV番組を書いておくと、NHKニュース 武蔵 デジモン 奥様は魔女 なんでも鑑定団 カウボーイビバップくらいだ。なんだかいろんな放送局からチョイスされているらしい・・・。
怪人の前に夕食を食べたいと思っていたので、おもむろにホテルを出る。とはいうものの、まだ日も高く、ミュージカルは19:30〜なので、もう一度ハロッズにウインドウショッピングに行くことにした。

再びハロッズ
ナイツブリッジ駅で降り、階段上がった目の前がハロッズ、やっぱわかりやすいところにあるっていいなぁ(笑)。前回ハロッズに来た時は4階のハロッズワールドだったので、今回は地下のほうへ行ってみる。エスカレーター降りたらすぐに、ダイアナ妃と彼女と一緒に亡くなったドディ氏のメモリアル記念碑があって、そういえばハロッズ経営者の息子さんだったっけ?と思い出した。もし二人が生きていたら、また違った人生だったんだろうなぁ、残された両家族も、さぞかし複雑で悲しいだろう・・としんみりした気分になった。そんなしんみり気分の隣のコーナーに、ハロッズ、ハロッズ、ハロッズとどこもかしこもハロッズの名前が入ったペンやらキーホルダーやらクマやら鞄やらハロッズグッズが所狭しと並んでおり、観光客がグッズを買いあさってました。私も何か買おうかなぁと結構な時間つぶしをしたものの、結局、また荷物になるのはヤだなぁと何も買わずに出たのでした。しかしハロッズというネームバリューっていうのはすごいものですね・・・。日本ではデパートの名前のグッズなんかあんまし見ないよなぁと思ってしまいましたよ。

ロンドン最後の夜の夕食は結局
ナイツブリッジ駅からピカデリーサーカスへ移動し、ピカデリー周辺を散策。トロカデロセンターの中を探索中、30分1.5ポンド(約300円)のインターネットカフェを見つける。普段いつもチェックしているサイトのアドレスをメモってきていた私は、そこで30分だけネットチェック。日参している小説サイトさんの隠しページで2回分更新しており(しかも超エ○だった)日本語を読める人は周囲にはいないんだから大丈夫ね!と堂々と読む。きっとそのページを読んでいる時の自分の表情は、とても怪しかったに違いない。数サイトチェックして満足した後、近くのピザ屋でピザをテイクアウェイする。というものの、ピザだけでは空腹が満たされなかったので、再び、ウォン・ケイで夕食。前回は牛肉とスクランブルエッグのぶっかけご飯という感じものだったが、今回は揚州炒飯。これがめっちゃ美味しかった。やっぱ揚州炒飯!!しかも死ぬほど量が多くて(某王○の焼き飯の3倍くらいの量はあると見た)申し訳ないが残してしまった。最初にピザを食べてから来たことを、とても後悔した(笑)。シアターに行くにはまだまだ時間が早かったので、ポートレートギャラリーで時間を潰す。18時すぎに一旦、ハーマジェスティーズシアターのボックスオフィスに行った。3度目の正直で無事、チケット受け取れた。本当、一番何よりも観たかったミュージカルだけに、チケットを手にして嬉しかったことは言うまでもない。開場にはまだ時間があったので、近くのお店で水を購入し、HMVでCDを見ながら時間を潰す。BON JOVIのCDが安くって買おうか悩んだが、結局購入せず。19時にシアターに向かった。

ウエスト・エンドでも「オペラ座の怪人」はスゴイらしい
言うまでもなく今日は平日、月曜である。だがしかし、今日も「オペラ座の怪人」のハーマジェスティーズシアターは満席だった。ロンドンで一番チケットが手に入りにくいというのは、どうやら本当のような気がした。開場時間になるとドアの前には、たくさんのダフ屋がいた。ロビーに入って、最後の夜だし、思い入れもあるからと、プログラムは大小2種類とも購入する。ドキドキしながらドアが開くのを待つ。そして開場、自分の座席 STALLS P列め 17番へ。座席表はこちら
準備編で述べたように、この席は「劇の一部分が見えないとこもありますよ〜という席」なのですが、実際に座ってみて判りました。オペラ座のあの美しいキンキラ天使ちゃんたちが見えないのです。嗚呼ショック!5ポンドの差は大きいのです!というしかありません。しかしながら、席がそこしかなかったんだ・・・と諦め、観れるだけで幸せなんだ・・・幸せなんだよと自分に言い聞かせて席につきました(笑)。
そして幕が上がったオペラ座の怪人。
プリマドンナ・カルロッタの登場。意外にもウエストエンドのカルロッタはスレンダーな女優さんが演じておりました。カルロッタは恰幅のいい女性という先入観が見事覆されてしまいました。やはり、さすがの声量です。

ヒロイン・クリスティーヌ、四季のヒロインと違うような気がしたのは、クリスティーヌが序盤、かなり自信なさげな様子。思っていた以上に怪人をこわがっているというか恐怖を感じているという表情がめちゃくちゃリアルでした。信頼というより恐怖が大きいって感じです。劇中劇のザ・ポイント・オブ・ノーリターンあたりでは、クリスティーヌがドン・ファン(怪人)よりも、かなり積極的でハスッパな感じに演じてるので、ドン・ファンがピアンジじゃないことが発覚した後の恐怖が一層強く印象的でした。

ラウルは声がすごくヨロシ!!ルックスもなかなかヨロシ!!クリスティーヌのハンニバルをボックスから眺めて、「ブラヴァー!ブラヴァァー!!」2回叫んでましたよ(笑)。

海外演出らしいなぁと思ったのは、クリスティーヌとラウルのラブシーン。キスの時間の長いこと、回数の多いこと(笑)。日本ではテレテレでも、海外では、これで普通なのかも?と思ってしまいましたよ。情熱的で素敵っす。

ピアンジは四季版と異なり、かなりお笑いキャラクターという感じだった。劇中劇のハンニバルでは、象に乗るのに、なかなかまたがることが出来なくて苦労していたり、ドン・ファンの勝利の歌の練習では、これでもか!これでもか!とくどいほど音を外す(笑)。

経営者二人の新聞投げは四季版のほうが断然スピードも飛ばし方も上でした。

メグ・ジリーは、やはり背の低い人が演じていて、それもめっちゃ可愛いくて別嬪さんで、声も高くてはっきりしていて、めっちゃ好みのメグちゃんでした。

そして怪人。素晴らしい!本当ブラヴァー!としか言いようがないくらい歌も演技もGood!最高です。マントの翻し方なんて、めちゃくちゃさまになっててしかも格好いいのです。そしてめちゃくちゃ情熱的!!私が今までに何人か見た怪人の中で一番激しく情熱的でした。セクシーさ、エロティックさでは四季版も負けてはいないとは思うのですが(笑)。

マスカレードの衣装やコーラス、アンサンブル面では、やはりライオンキングの時にも感じたことだけど、四季版のすごさ・実力を見直す(すごいということ)結果が出たような気がします。一人一人の実力は素晴らしいんだけど、全体的にまとまると、どうも四季のほうがイイんじゃ?と思うんですよ。

でも総じて、やっぱロングランしてるだけあって、すごく観た甲斐のある損のないミュージカルというのは、間違いありませんでした。やはり「オペラ座の怪人」は素晴らしいです〜♪
オペラ座の怪人の終演時間は22:00。興奮冷めやらぬまま、どこにも寄らず地下鉄に乗り、ホテルに戻る。ホテルまでの通りは大きい通りで、照明もあるし明るいので大丈夫・・・と思ったものの、やはり人通りが少ないので不安でした。結局、無事何事もなく戻れたので良かったです。

ホテルに戻り、お風呂に入り、泥のように眠ったのは言うまでもありません。
準備編 1日め 2日め 3日め 4日め 5日め
ロンドン旅行第7・8日目3月4・5日(火・水)





         
















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