The United Kingdom of Great Britain & Northern Irelandへの旅

海外旅行 イギリス(ロンドン)一人旅3日目 2003年2月28日(金)
さすがにほぼ2日間の完徹状態だったので
泥のように眠り込んでいたロンドン2日めの夜も空け、朝食が部屋に届けられる時間を7:30〜8:00に指定していたため、7:15に起床。昨日と変わり映えのしないコンチネンタルブレックファースト。しかし朝食をしっかり食べないと体力が続かないのは判っているので、何もかもペロリと食べて、残すものはありません(爆)。

キングズ・クロス駅 9と3/4番線ホームへ
朝食を終え、8:00すぎにホテルを出発。本日の最初の目的地は、ハリーポッターで世界中の子供たち(だけではないけど)に有名になった、キングズ・クロス駅。せっかくイギリスに来たんだから、1ヶ所くらいハリポタ絡みの場所に行かないと後悔するにちがいない・・・と思った私は迷わずこの駅へ行くことを選択。ロンドンだけでなければ、グロスター大聖堂とか行きたかったんですけどねぇ。ハマースミス駅からピカデリーラインに乗り、キングズ・クロス・セントパンクラス駅へ。

イギリス北部への玄関口とも言えるキングズ・クロス駅だけあって、人の多いこと。地下鉄の地上への出口は混乱を避けるためか、出口によって一方通行になっていました。地上に出たら、そこはキングズ・クロス駅でした。広い駅で長旅をする人に向けて本屋・薬屋・ファーストフード・旅行会社などお店も結構ありました。

この駅では改札らしきものは無く(無いことは事前に判っていたのですが)、まずは実際に映画の撮影で使用された4番・5番ホームの柱をパチリパチリと写真に収める。
うーん、ここからハリーやロン達がホグワーツ行の列車のホームへ行くのね〜と感慨深げに眺める。1番ホームから8番ホームにかかる陸橋も渡ってみる。次に、ちょっと離れた場所にある9・10番ホームへ向かう。日本だったら、ハリポタファン目当ての「ハリポタ人形焼」とか「ハリポタせんべい」とか駅で売りそうなものだが、イギリスではそのような便乗商売はやっていませんでした(笑)。9番ホームの近くの売店に「蛙チョコレート」と「百味ビーンズ」が売られているという情報も事前に入手していたのですが、私が行ったときにはありませんでした。別に日本のコンビニでも買えるようになっているので、売ってても買わなかったとは思いますが(笑)。何よりも嬉しかったのは9・10番線に向かう途中の壁に、ちゃんと「9と3/4番線」の標識が飾られていることでしょうか。きっと多くのハリポタファンがここで写真を撮っているに違いありません。例にもれず私も歩いていたおじさんを捕まえ、写真をとってもらいました。朝早いというのに、9番ホームから地下鉄の駅に向かう途中で、9番ホームに向かう日本人観光客(若い女性2人)とすれ違いました。やっぱ考えることは、みんな同じなんですなぁ。

キングズ・クロス駅→ベーカー街221b
9と3/4番線を見て満足した私が次に向かったのが、ベーカー街221b。ご存知、シャーロック・ホームズ氏が住んでいた(と作中でなっている)番地です。最近の大ヒットがハリーポッターなら、シャーロック・ホームズはロングセラー。原作が好きで、勿論故ジェレミー・ブレット氏演じる「シャーロック・ホームズの冒険」が大好きな私はワクワクしながら向かったのでした。

キングズ・クロス・セントパンクラス駅からサークルラインに乗り、ベイカー・ストリート駅へ。地下鉄の出口をあがって地上に到着。またしてもここはどこ?状態(懲りない私)。だがしかし、この地区には有名な観光名所「マダム・タッソー館」(最近はベッカム様のろう人形に本人が怪我をしたので、同じように顔の傷を入れた云々・・・でニュースに流れていたろう人形館)があるので、まずマダム・タッソー館の場所を確認(すぐ目の前だった)。そこをランドマークに地図を確認し、ベーカー・ストリートを無事発見。ベーカー・ストリート駅前には、ホームズの銅像が建って(勿論写真を撮る)いるんだけど、その銅像の近くで、全く銅像と同じ服装、つまりホームズに扮した兄ちゃんが、シャーロック・ホームズ博物館への行き方が描かれている名刺を配っているのに目が釘づけに・・・(笑)。兄ちゃんの写真はとらなかったけども、なかなか男前でした。宣伝でお仕事とはいえ、あの格好、なかなか勇気いるよなぁ(ある意味ホームズファンに喜ばれるか敵にまわすかのどちらか)と思いましたよ。

実際のベーカー・ストリート221bはアビ・ハウスというビルなんだけども、とりあえず、10時をまわったところだったので、1990年にオープンしたシャーロック・ホームズ博物館へ。開館直後だったので、客は私の前には1人でしたよ。やっぱ朝1ですね。1階はシャーロキアン目当てのグッズ売り場、地下はお手洗い。2階からが博物館。最初に入った部屋では火のともった暖炉の前にテーブルとホームズ愛用の帽子にパイプが。写真OKなので、まだ人がいないうちにということで、入り口係員のお姉さんに写真を撮ってもらう。博物館ビジター用の記帳に、名前をしっかりと記入してきたけど、圧倒的に日本人観光客の多いこと(笑)。いや、勿論他の国の人も書いていたけど。原作にちなんだ場面の人形とか暗号が書かれた紙とか本とか、ホームズ愛用のバイオリンや、バスカビル家の犬などの模型やら、ホホゥ〜とか言いながら、まったり見てまわっても30分かかるかどうかのこじんまりした博物館(博物館というより、DLの「ミッキーの家」とか「ミニーの家」みたいな感じですね・・・なんちゅー比較)でした。2階以上の展示物より、1階のショップで何を買おうかと迷っていた時間のほうが長かったかもしれないです。これがまた、いいなぁと思うモノは、結構イイお値段するんですよ・・・。原作のいろんな場面をイラストにしたポスターに、とても心惹かれるものがあったのですが、このポスターを持って帰る手間(お荷物になる)と家でどこに飾るん?という、あまりにも判りやすい悩みから購入を断念。ジェレミー氏の写真も売ってたけど、これまた結構いいお値段。キーホルダー買っても使い道あんまりないし〜と結局は、ちょこっとしたものだけ買って博物館を後にしました。

博物館から1分もしないところに、ビートルズのグッズばかり売っているお店発見。入って見てみるが、何か買うほど私はビートルズに傾倒しているわけではなかったので、見て楽しむだけに終わる。そして、アビ・ハウスの壁に刻印されている「221b」のプレート。ここで写真を撮らなければ意味がない。ちょうど運よく、日本人のカップルがそこで写真を撮っていたので、撮影を依頼。無事記念撮影は終了する。ベーカー・ストリートを、昨年のコナンの映画も「ベーカー街の亡霊」だったなぁ〜と考えながら、のんびりと駅に向かうのでした。

ベーカー・ストリート→テート・ブリテン
ベーカー・ストリート駅、この駅に着いた時には気づかなかったが、駅の壁のタイルはほとんどホームズの横顔のシルエットになっている。さすが、ベーカー・ストリート駅、素晴らしい。ジュビリーラインに乗り、グリーンパーク駅でビクトリアラインに乗り換え、ピムリコ駅で下車。次に向かうのはテート・ブリテン。駅での出口はテート・ブリテンに近い出口の表示があるので、比較的スムーズに進めむことができます。が、しかしこれまた地上に上がるとわかんないんですね(苦笑)。しかしながら、ここではテート・ブリテンに向かうらしき観光客を見かけることが出来たので、ついて行くと予想通り、テート・ブリテンに到着。テート・ブリテンの場所が判りにくい場合は、テムズ川沿いに建っているので、バス(停留所はブリテンの前にあるし)が一番わかりやすいかもしれません。

このテート・ブリテンは白壁が基調の広く美しい美術館というイメージ。もちろん、この美術館もタダ!素晴らしい〜。残念なことに、ここでも日本人用案内図はなし。(観光名所に日本人用案内があればいいのにと思うことは、日本人の傲慢なところかもしれない)英語の案内図を片手に、ゆっくり片っ端から見てまわる。絵画中心なので、昨日のテート・モダンより断然私の好みだ。ターナーのコレクションが多いということで、勿論、ターナーの作品を見てみるが、どうも私の心の琴線を揺り動かすほどの作品には出会えなかった。人それぞれの好みというものである。私が圧巻されたのは、ブリテンの中の作品では、ジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」。ご存知のようにオフィーリアはシェークスピアの「ハムレット」のヒロインで、狂気に陥り、川縁で花輪を作っていたときに河に落ちて死んでしまいます。絵は、衣裳が膨らんで水に浮かび、なにかを切れ切れに歌いながら沈んでいく場面なのですが・・・・。美しさと怖さが共存している絵画だと思ったわけです。まったりとテート・ブリテン内の絵画を鑑賞した後、外のミルバンク・ストリートに出て、一旦テムズ川沿いから、テート・ブリテンの素晴らしい正面玄関を写真に撮る。地下鉄に乗るか思案してみるが、ここは一つバスにも乗ってみようと、ロンドンに来て初めてバスに乗ることにしました

テート・ブリテン→ホース・ガーズ→トラファルガー・スクエア→ナショナル・ポートレート・ギャラリー
テート・ブリテン前のバスストップから、初めて2階建ての赤いバスに乗る。が、しかし降りる停留所を前にモタモタするのも恐ろしいので、2階には登らず、1階の席に陣取る。ブリテンからピカデリー・サーカス行きのバスだったので、最終まで行っても良かったのだが、テムズ川沿い北上しにウエストミンスター寺院を過ぎた時点で適当に途中下車。

ホワイトホール通りを、のんびり歩いていくと、道の真ん中にはいろんな銅像が建っていた(誰かはわからない)。ホース・ガーズで馬に乗った衛兵さんを眺める。訓練されているだろうけど、人通りの多いこの場所で馬をじーっとさせている衛兵さんも大変だろうなぁと思いました。そのまま北上し、トラファルガー・スクエアに到着。そろそろお昼にはイイ時間だったので、どこかのカフェにでも立ち寄ろうかと、カフェを見かけるたびに、メニューを見てみるも、人も多いし、値段もそうお安くない。お昼はまだいっか〜と思って、ロンドン初日には閉まっていたナショナル・ポートレート・ギャラリーに入る。

ナショナル・ポートレート・ギャラリーはその名の通り、肖像画を中心とした美術館。肖像画の他にも写真とか彫刻とかあるんだけど、やっぱり見てて楽しいのは肖像画。有名なイギリス人の肖像画が年代毎に展示されており、非常にわかりやすい。正直言うと、私は結構、風景や静物よりも人物の描かれている絵が好きだったりする。現在の人の肖像画は、似てる似てないがはっきりと判るわけだけど、何世紀も前の肖像画は、本当にこんな顔してたんかいな?結構エエように描かれてるんちゃうん?と思いながら楽しめるのが好きだったりする。昔の人の肖像画で見てて楽しいのは女性(特に貴婦人や王族)のドレスや宝石。本当に細かいところまで描かれていて、且、すごく大きなサイズの絵だったりすると、画家の人は一体どうやってこれを描いたんだろう?と思ってしまう。現代なら写真見ながらでも描くことが出来るだろうけど、写真のない時代はどうやって描いたんだろう?まさか、ずーっと同じ服着て、モデルになっててもらったとも思えないし〜謎だ〜と思うだけで楽しい。

ナショナル・ポートレート・ギャラリー→チャイナタウンでランチ
ポートレート・ギャラリーもそこそこ堪能し、時間もそろそろ14時。さすがに空腹にも磨きがかかってきた。昨日からパンばかりが続き、お米大好き人間の私は「米が食いてぇよ〜!」と思い始める。海外でハズレが少ないのは中華料理!中華料理食べるなら、やっぱチャイナタウンでしょう!ということで、イソイソとチャイナタウンへ。ズラリと並ぶ中華料理店。お値段も結構お手頃なものが多い。飲茶を食べたいけど、一人だしロンドンの飲茶は、やはり香港に比べると高くつく(当たり前!)。米だよ、米!と思いながら入る店のメニューと値段をチェック。お米とは言うものの、お粥に1000円近くも払いたくないというのが本音。どうせならご飯系がいいな・・・と思いつつ探す。

最終的に決定したのはガイドブックにも「安さがうれしい店」として載っていた「Wong Kei(ウォン・ケイ)」という中華料理レストラン(帰国後、ネット検索してみると、本当に「安さ・美味さ」と「愛想の悪さ」で有名だったことが判明しました)。ここで注文したのが「牛肉と卵かけご飯(もちろんメニューは英語でしたが)」。これが3.5ポンド(約700円)と安くて、美味しくて、しかも、一人でこんねん食えっちゅうんかい!?というほどのボリューム。とても美味しかったです、ハイ。店員さんの愛想はよろしくなかったけど、大体、日本の中華料理店とか高級料理店の愛想を期待するほうが間違っているような気がするんです。愛想も、あんなもんじゃないかなぁ?と思いましたよ。

満腹になって、幸せ気分になった私は、とりあえずチャイナタウン周辺をプラプラと歩いてみる(目的があるわけではない)。そして目の前に現れたのが、プリンス・エドワード・シアター。ミュージカル「MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)」がロングランされているシアターでした。

ミュージカル・チケットの衝動買い→ハムレイズ
目の前に現れたマンマ・ミーアのシアター。昨晩のライオンキングや最終日のオペラ座の怪人のようにチケットをネット予約しているわけではないので、勿論チケットは持っていない。今日の行きたい目的地はすでにクリアしている。これから今日中に行きたい場所はない。足も結構疲れてきてる。そしてシアターのBox Officeが開いている。

もしも、今日のチケットあるんだったら、買えるかなぁ、見れるかなぁ?と内心ドキドキしながら、おそるおそるBox Officeに近づく私。今日は金曜日で17:00〜と20:30〜2回もあるらしい。今の時間は15:00前。20:30〜だと、それまで時間を潰すのも大変だし、ホテルに帰る時間も遅くなる。17:00の回でチケットがまだあるか聞いてみよう!Let’s Challenge!!ということで、窓口のお兄さんに英語で「今日のチケットまだありますか?」とたずねてみた。「どちらの時間?」と聞かれたので17:00と答え、「残ってる中で一番いい席が欲しい」と伝えてみる。座席表で40ポンド(約8000円)の席で、見やすそうな席を指してくれたので、「OK!チケット下さい」と伝え、チケットGET!!心の中では「やったー、窓口でもちゃんとチケット買えたよ〜!!」と小躍りする。チケットをお財布の中に大切に保管し、さて開演時間までどこへ行こうか考えることにした。

ポートレートギャラリーを出る頃から小雨が降っていたのだが、この頃になると結構、本格的な雨が降ってきた。ちなみに朝は晴れていた。イギリス人は傘をさす人が少ないと、聞いたことがあるような気がするが、本当に少なかったような気がする。私はフード付(防水性)のコートを着ていたので、傘を持たずに過ごしてました。プリンス・エドワード・シアターからソーホー方面に歩き、ロンドンのおもちゃのデパート「ハムレイズ」に向かう。雨が降っていてハムレイズに行きたかったがために、ゆっくりとは見なかったが、ソーホーにあるいろんなお店はなんだか個性的なお店が多く、大阪でいえば南船場、東京でいえば自由が丘っぽいイメージを感じた。

そしてたどり着いたハムレイズ・・・。1870年創業という老舗。ロンドンで子供連れのお父ちゃんやお母ちゃんがこのHamleysの名前が描かれた袋を手に下げているシーンを何度も見たが、お店もなかなかすごかった。6フロアあるビルすべてがおもちゃ売り場・・・。しかも1フロアも結構広い・・・トイ○ラスやキディ○ンドなんてメじゃないって感じの広さだった。どのフロアでも、商品を実演紹介するコーナー(日本ではよくマジック実演コーナー等があるけど)があって、見ていて楽しかった。金曜日の午後、平日にもかかわらず、どのフロアも人で溢れかえっている。ひょっとしてロンドンの玩具はここでしか買えないのか?と思ってしまうほどだ(確かに品揃えは一番だろうけど)。とりあえず、ハリーポッターのコーナーに直行(結局はココです・・・爆)。日本では見かけないハリポタグッズがある。あることはあるのだが、どうも今一つ「欲しい!」というものが見つからず(日本で展開されている「ハリポタ世界展」でのグッズのほうが断然欲しいものがたくさんあった・・・苦笑)見るだけに終わるのでした。

PRINCE EDWARD THEATREで MAMMA MIA!
ハムレイズからシアターまでは結構距離があったので、今度は地下鉄で移動。オックスフォードサーカス駅からピカデリーサーカス駅へ。シアター前にはダフ屋がたくさんいました。一体いくらで売っているんでしょう?今日、早めに来てれば、ちゃんと当日券買えたわけですから、きっと安い席のチケットでふっかけるんでしょうね。16:30頃ロビーに入り、パンフレットを購入。今回も写真中心の大きなパンフレット。このシアターではライオンキングの時にはなかった、鞄の危険物(?)セキュリティチェックがありました。空港みたいに、ステッィク状の機械で鞄をサラリとなでるようなものだったけど・・・。うーん、なんでだろう?

窓口でちゃんとGETすることができた席は、STALLS(1階)のU列の10番。座席表はこちら。少し後方ではありますが、とても見やすい良い席でした。このシアターは昨夜のライセウム・シアターの歴史ある感じとは異なり、内装は赤で統一されており、少し高級感あるという感じのシアターでした。(新しい劇場なのかどうかはわかりません)
昨夜のライオンキングでは子供が多かったのですが、こちらは圧倒的に大人が多かったです、チラホラ子供の姿は見かけましたが、「・・・」に隠された意味がお子ちゃまにわかるのでしょうか?(日本では「てんてんてん」英語では「ドッドッドッ」でした。きっと「ドット」なのかな?)。こちらでは日本人はほとんど見かけませんでした(2階や3階席にいたかどうかはわかりませんが)。日本ではまだ東京でしかやってないので、マンマ・ミーアを見に行こうという日本人の人口がまだ少ないのかも知れません。
そして始まったマンマ・ミーア!
さすが英語です。ABBAの曲が、バッチリはまってます(当たり前!)。役者さんはやはり日本人ではないので、娘ヒロインのソフィーを始め皆さん大柄な人が多いです(ただし、ママの親友ロージーはやはり小柄な人でした・・・笑)。

娘ソフィー→歌はすごく上手いです。勿論演技も素晴らしいです。四季のヒロインにくらべ、体格がっちりしてます。気になったのは前半、Tシャツの裾やパンツをやたら引っ張ってるというか直していたこと・・・かな。うーん、フィットした衣装ではなかったのでしょうか?それともおへそを隠したかったのかしら?(笑)

父候補3人→3人ともごっついです。四季版ではハリーがお父ちゃんやったらエエのになぁ・・・という個人的見解でしたが(笑)、ウエスト・エンド版ではサムがお父ちゃんやったらええのに・・・という感想になりました。
いや、ルックスから(をい!)。サム・ハリー・ビルの3人の中では、やはりワイルドで豪快なビルが一番ごっつい人だったんですが、この人、体格の割にジャンプとかするとすごく高く跳ぶし、動きは軽やか。ちょっと驚きました。それにロージーに迫られている時のビルの愛嬌のあること!最高に面白かった〜!

ハリーは華奢な人という先入観があって、体格よろしい彼はどうも私の好みではございませんでした。いや歌はすごく上手いですよ、勿論。

サムは慎重派で、でも神経質というほどでもなく、かなりスマートな人という感じでした。

ソフィーの彼スカイはルックス的には私の好みではなかったのですが、声がすごく私が昔よくライブに行ってた人の声みたいというか、少し高めのヒーロー声だったので、ちょっと萌え〜でした。

そしてママのドナとママの親友ターニャとロージー。もう文句ありません!歌も演技もルックスも最高です!ターニャは大人の女性で色気バッチリ!そしてロージーは結構いろんな場面で笑いを誘う、でも可愛い女性。そしてドナは、めっちゃ情熱的です。

こちらでもラストはABBAのヒットメドレー。観客総立ちで一緒に歌います。英語の意味がわかってない私でも、結構楽しんでたんだから、母国語で歌えるだけに気分爽快なんだろうなぁ・・・と羨ましく思うのでした。とにかく面白い、見て損のないのミュージカルでした。
ライオンキングでも感じましたが、やはりウエスト・エンドの観客は、めちゃめちゃノリがいいです。この「MAMMA MIA!」はライブ状態になるので、一層その反応が顕著です。金曜17:00〜でしたが、こちらも満員御礼でした。そしてハーフプライスチケットの電工掲示板で、このタイトルを見かけたことはありませんでした。おさすがです。

これが噂の?
マンマ・ミーア!も見終わり、19:30頃。さすがに疲れていたのと、本日もミュージカルの感動を妨げられたくないという気持ちになり、ピカデリーサーカス駅からハマースミス駅に戻る。夕飯を食べようと、駅前に小さなレストラン(というか食堂っぽい)に入ってみる。

テイクアウェイ(日本でいうテイクアウト)も出来て、すごく美味しそうなフィッシュ&チップスを持ちかえるお兄ちゃんとかを見かけたんだけど、ホテルに持って帰るよりここで食べたほうが、後片付けも楽だな〜と思って、そこで食べることにした。ウエィターのおじさんは、私を見てどっから来たの?と聞くので「JAPAN」と答えたところ「毎度おおきに〜」と言われました。誰やねん、おじさんに関西弁教えたのは・・・。遅くまで開いているレストランなので、どうやら過去に同じホテルに泊まっていただろう日本人が教えたんだろうなぁと勝手に推測しました。

そしてメニューを見て、素直にフィッシュ&チップスをオーダーすればいいものを、パスタの文字を見た私は急にパスタが食べたくなり、ボロネーゼとミルクティー(なんちゅー組み合わせ・・・)をオーダー。パスタより断然早くテーブルに運ばれてきたミルクティー。これは美味しかったです。問題はボロネーゼだったのです。ボロネーゼは、いわゆるミートスパゲティなのですが、大きなお皿にこれでもか!というくらいの半端ではない量が。量が多いのは中華料理の特権かと思っていましたが、どうやらそれは間違いだったようです。学生時代は構内のカフェテリアでチープなミートスパゲティばかり注文していた頃もあったよなぁ〜と感慨深げに思っていたのですが、運ばれてきたボロネーゼを一口食べて衝撃が走りました。

「私の想像していたボロネーゼと味が違う!!」

これが噂のイギリスの料理はマズいってこと?悲しいことに、私が考えていた味(学生時代に食べていたパスタの味)とは似ても似つかぬ味でした。そしてどうしてもミートソースの味付けが私には耐えられない味でした。そして耐えられない味のパスタが皿いっぱいに盛り上がっているのです。愛想のよいウエィターのおじさんの目の前で、もういらない・・・なんて言えません。パスタはピザのようにお持ちかえりする代物でもなく・・・。心の中で、ボロネーゼってこういう味なの?ねぇ?誰か教えて?と叫んでおりました。盛り上がったパスタがまったく減らないままでは、さすがに失礼だと思い、3分の1くらいは必死で食べました。私はミートソースの上にかける粉チーズが、どうも苦手なのですが(チーズは好きだけど、ミートソースと粉チーズのコラボレーションが嫌なんです)、ひょっとしたら粉チーズをかけたら、ちょっと味が変わるかも?と淡い期待をかけ、粉チーズをかけて食べてもみました。私にとっては一層、悲惨な味になりました。そしてちょっとでもたくさん食べたように見えるように、パスタを端っこに寄せたりなんかしてみて・・・・・。でも限界でした。パスタを料理してくれた人や店員さんには大変申し訳なかったのですが、半分以上残しました。申し訳ないので、紅茶は全部(ポット入りなので3杯分)飲み干しました(爆)。

生まれて初めて、食べるのがつらいボロネーゼに遭遇してしまった私。本当のボロネーゼはあぁいう味なのかもしれないです。たぶんあのパスタが美味しいと思う人もいると思うので、それは個人の見解ということで・・・。

悲しい気分でホテルに戻り、お風呂に入って寝ました・・・・。
夕食には失敗したけど、本日もなかなか濃くて楽しい1日でした〜。
準備編 1日め 2日め
ロンドン旅行第4日目3月1日(土)





         
















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