The United Kingdom of Great Britain & Northern Irelandへの旅

海外旅行 イギリス(ロンドン)一人旅2日目 2003年2月27日(木)
ホテルの朝食
昨夜から、目は閉じていたものの、ほとんど眠れずの状態でまんじりと夜は明け、こりゃあ仕方ないとAM5:00に起きる。今朝は6:00に朝食が部屋まで運ばれてくるはず。どきどきしながら朝食を待つ。このホテル部屋は広いし(たぶんダブルの部屋じゃないかと思う)綺麗だけど、難点が一つ。壁が薄い!はっきりいって近くの部屋の人の騒いでいる声や大きな音でかけているTVはかなり聞こえるのです。隣かお向かいの部屋に朝食を運んでいる様子だったので、そろそろだ・・・と思い心の準備。無事朝食を受け取る。コンチネンタルブレックファーストと呼ばれる朝食の内容は、自分で昨晩までに選択した飲み物(私は毎日ミルクティーを選択した・・・笑)と、パン3種類(毎日ちょっとずつ種類はちがった)と、オレンジジュースと、ジャム(ストロベリーだったりブルーベリーだったり日によって異なる)とバターとヨーグルト(日によって中身は異なる)という、9ポンド弱の値段の割には質素な朝食だった。まぁ全部食べると、紅茶も結構量があるし、パン3つも食べ応えはあるので、満腹にはなるのだが、如何せんバイキング(ビュッフェ)形式の朝食に慣れた日本人にとっては、物足りないような気もした。バイキング形式の朝食は12ポンド強(約2400円)だったので、宿泊料金に入っているコンチネンタル朝食代に追加料金を払ってまで、食べたいか?と問われると、そこまで執着していなかったので、結局チェックアウトする日までこの朝食が続くことになるのだが・・・(爆)。イギリスの朝食は多いといわれているのは、たぶんレストランとB&Bなんだとうなぁと思うと、残念な気がした。

バッキンガム宮殿→ウエストミンスター寺院→ビックベン
不眠で疲れているはずなのだが、今日はやはり本格的なロンドン観光1日め!とりあえず、朝食を終え、7時頃にホテルを出発する。ハマースミス駅からディストリクトラインに乗り、セント・ジェイムズ・パーク駅へ。目指すはバッキンガム宮殿!駅を出た。が、これまた駅の改札出た地点でバッキンガム宮殿が見えるわけではない(当たり前!)。セント・ジェイムズ・パークの緑も見えない。どうしよう?と思ってても仕方ないので、通勤途中のおじさんを捕まえ、バッキンガム・パレスはどこ?と尋ねてみる。あの通りを行きなさいと親切に教えてくれたので、言われたとおり進むと2分もしないうちに公園が見えてきた。結構広い公園だ。しかも桜も咲いてる。梅かな?と一瞬思ったが、よく見るとやはり桜だった。イギリスの桜はどうやら早く咲くらしい(本当か?)。桜やら、遠くに見えるロンドン・アイ(大観覧車)を眺める。公園内はジョギングをする人たちがチラホラ見える。公園内には鴨がたくさんいた。のどかな風景・・・。ザ・マル(バッキンガム宮殿正面の通り)には、歩いている人はまだおらず、車ばかり。バッキンガム宮殿といえば、衛兵交代式なのだけど、交代式を見るために時間を費やすつもりがなかった私は、それよりも人のいない時間にバッキンガム宮殿を写真に撮ろうと目論んだ。そしてバッキンガム宮殿をパチパチ。

一通り写真を写して満足したので、公園沿いにウエストミンスター寺院までゆっくり歩いていく。地図上では遠そうに見えるが、実は結構近い。ウエストミンスター寺院の中は、時間が早すぎて見れないだろうし、今は外から眺めて写真を撮る。ビッグベンをいろんな角度から眺める。そして写真を撮る。結構細かいところの意匠が美しいことを知る。ビッグベンは国会議事堂・・・正面には政治に対する文句らしいプラカードがいっぱい並んでいた。朝早いので、勿論人はいない。

ビッグベン→ロンドン・アイ→ロンドン塔
ウエストミンスター・ブリッジからテムズ川を眺めて、アニメの某ホーム○を思い出す(笑)。ビッグベンの写真を撮るアングルとしてはこの橋から撮るのが一番のはず・・・なのに、悔しいことにちょうどブリッジのビッグベン側は何かの工事中。余計なガード網が・・・ショック。

ブリッジを渡り、ロンドン水族館を横目に、川沿いに進む。目の前にはミレニアム・プロジェクトに建設された世界最大規模の観覧車British Airways London Eye(ブリティッシュ・エアウェイズ・ロンドン・アイ)。ロンドンのいろんな場所から、このロンドン・アイが見えます。乗ってみてもいいかなぁと思いつつ、営業時間にはまだ早い。そして料金も9.5ポンド(約1900円)と高い(爆)。まぁ眺めるだけでいっかーと止まったロンドン・アイを眺めた後、ウォータールー駅へ向かう。

ウォータールー駅から1駅、エンバンクメント駅を経由して、ディストリクトラインに乗り換えタワー・ヒル駅へ。タワー・ヒル駅に着いたのが8:55。地図などで見るとロンドン塔に入る入り口はどこ?遠いんだろうか?という感じなのであるが、駅からすぐのところにロンドン塔入り口への道がつくられているので問題なし。
開館時間の9:00にはビーフィーターの衛士さんが入り口を開けてくれた。入場料を払い、ロンドン塔へ。ほとんど1番のりって感じ。ガイドブックでは、入場を待つ観光客の列が周囲約1キロの半周くらいまで待っていることも珍しくないとなっていたけど、この時間ではそんな心配は全くなし(この時期だからかもしれないけども)。
黒地に赤のラインが鮮やかな制服に身を包んだヨーマン・ウォーダー(ビーフィーター)の係員の人たちは、ほとんどダンディなおじさまばかり。英語さえ理解できればガイドしてもらえるんだけどねぇ。

日本語版の簡易パンフレットを手に、公開されている建物をボチボチまわる。パンフレットを見る限りでは、1〜43の見る場所があるらしいけれど、現在公開されているのは27箇所。

入り口近くからまわろうということで、まずはロンドン塔の中でも血塗られた歴史で名高いブラッディー・タワーへ。霊感の強い人は幽霊を見るとかTVで特集されてたりするけど、霊感のない私には、何も感じなかったホッ・・・。処刑場跡には処刑された人の名前とかが書かれていたが、世界史(カタカナ)に弱い私には、なんか聞いたことある名前だなぁ・・で終わってしまった(爆)。

次にウォータールー兵舎にクラウン・ジュエル・タワー。ロンドン塔最大の見どころ、ジュエル・ハウスのあるところ。兵舎の前にいる衛士の人の動きはいい感じっす。しかも若い兄ちゃんです、思わず写真に撮ってしまった。宝石を見る前には、宝石の歴史(どこでとれた、どっから来た)とか、こんな時に使いましたよ〜というビデオが流れている。映像に映されている宝石は、勿論大きく拡大されており、キラキラ輝いているので美しいことこのうえなし。その後はいよいよ本物の宝石たちとご対面。530カラットの世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」の玉笏、あまりにも大きすぎて本物?ガラスなんちゃうん?って思ってしまったバチあたり者だ。想像できない大きさだと反って偽物なんじゃないか?って思ってしまう。アフリカの星は勿論、見る価値あるんだけど私的にはいろんな王冠を見てるほうが楽しかった。どれもこれも、結構重そうで、首や肩が凝りそうだなぁと思ったけど、この王冠を頭上に頂くことが出来る人は、長い年月の間で、ほんのわずかの人間だけなんだからちょっとは我慢できるだろうという感じだ。

ジュエル・タワーを後にして、その他の建物などちょこちょこ覗きながら、次に向かったのが、ロンドン塔の中心に位置するホワイト・タワー。ホワイト・タワーの周りにはロンドン塔名物のカラスがいた。カラスがロンドン塔を去ると英国の王室も終焉を迎えるというお告げを受けたチャールズU世が定数のカラスを飼うことを決めたといういわくつき。人慣れしているカラスは人が寄ってきても逃げない。大人しいカラスの姿を見て、近寄っていく観光客もチラホラ見たが、危険だ。カラスは結構狂暴なんですよ?大きなカラスを横目にホワイト・タワーに入る。ホワイト・タワーの内部はロンドン塔の中で、一番、ロンドン塔の博物館らしき中身というか、歴史やら、ロンドン塔がどのように建設されてきたかの模型やら、鎧や武器や拷問道具などが展示されていて、まぁ日本でいえば大阪城で展示品を見るという感じだった。ホワイト・タワーを出て、ウエイクフィールドタワーからソルトタワー、ブロード・アロー・タワーからマーチンタワーとロンドン塔の外周的存在のタワーをゆっくり散歩する私。タワーに幽閉されていた人の壁への落書き(掘りこみ)とか見て、歴史を感じたのでした。

ロンドン塔→セント・ポール大聖堂→テート・モダン
9時に入場してから約2時間くらい、ゆっくりと時間をかけてまわったロンドン塔もそこそこ堪能したので、団体専用入り口から埠頭に出て、テムズ川に架かる橋の中で最も有名?なタワー・ブリッジ(跳ね橋)を眺め写真を撮る。タワー・ブリッジ博物館の存在は知っていたが、行くつもりは無かったので、とりあえず眺めるにとどまる。次にセント・ポール大聖堂に向かう。ロンドン塔最寄駅のタワー・ヒル駅からセント・ポール大聖堂最寄駅のマンション・ハウス駅までは3駅の距離であるが、急ぐ日でもないので、町並みを眺めつつ地図を片手にとぼとぼ歩く。ロンドン塔近くの喫茶店(というかBARかな?)で、朝のモーニングセットの看板があって、中ではたくさんの人が美味しそうな朝食を食べていて、あれが本来のイギリスの朝食なんだろうなぁと思いつつ、歩く。ロンドンにもスタバはたくさん見かけることができた、でも入らない私(爆)。ロンドン大火記念塔はビルが立ち並ぶ中にあった。マスター・キートン氏が保険の調査員としてで有名(笑)なロイズ保険取引所には興味があったのだが、時間がないなと思い結局寄らず。お昼も近くなってきたが、レストランに入れるかどうか微妙だったので、途中のお店で、美味しそうなベーコンと卵がたっぷり挟まれたパンとペットボトルを購入。程なく歩いていくうちに、セント・ポール大聖堂に無事到着。

このセント・ポール大聖堂、歴史が古いだけでなく、内装もとても美しく、時間があればゆっくり見たい場所だ。円天井やステンドグラスも美しく、いたるところに美しいモザイクがあった。大聖堂にはよく見られるオルガン、一体どんな時にこのオルガンが演奏されるんだろう?なんて思いながら見て歩く私。地下室にはネルソン提督(聞いたことあるぞ・・・でもよく知らない私)とかアラビアのロレンスなどの有名人の記念碑。私的には地下室はフーンこんなものか・・・という感じだったけど。

セント・ポールってなんかよく名前きいたことあるよなぁと思っていたのも当たり前、このセント・ポール大聖堂は、チャールズ皇太子と亡きダイアナ妃の結婚式が行われた場所だったんですね〜。どうりで、祭壇とか見覚えあるような気がしたわけです。てっきりあの結婚式はウエストミンスター寺院じゃなかった?と思ってました(爆)。

そしてこのセント・ポール大聖堂には、ちょうど正午近くに入館したわけですが、ここには私にとって大きな落とし穴が待っていたのです。そう、大聖堂の1階を歩いている途中で、なんだか大聖堂の上に登っていく階段を発見。ガイドブックに載っている「ささやきの回廊」(ちょっと惹かれるネーミングだ)ってどこ?と思っていたら、どうやらこの階段を登るとあるらしい。そういえば、さっき祭壇近くから天井を眺めると上のほうで人が歩いている場所があったなぁ。あれがそうなのか〜、そんじゃあ階段があるなら登ってやろう!と急にチャレンジャー気分になった私。おバカです。まさか「ささやきの回廊」まで階段が259段もあるなんて知らなかったんです。(っていうか相当上にあるんだから当たり前だろう?)延々と続く螺旋階段。ヒーヒーハーハー言いながら登り続ける私。ふとイタリア・ヴァチカンでもこんなことがあったよなぁと思い出した時点で、かなり足にキテました。

そしてなんとかたどり着いた「ささやきの回廊」。壁に向かってささやく声が32メートル離れた反対側で聞き取れるということで、「ささやきの回廊」と名づけられたようですが、私のように一人で登っても真実は確かめられません。確かめたい場合は、誰か友人・恋人・家族と一緒に登ることをオススメいたします(爆)。ささやきの回廊では回廊全体にベンチが設置されているのですが、お昼ご飯のために買った水を思わず、ガブガブ飲んでしまいました。これから登られる方に一つアドバイス「ささやきの回廊」から高所恐怖症の人は決して下を覗いてはいけません。かなりの高さです(高所恐怖症の人が登るのか?とも思うんですけども)。平気な人は下を眺めつつ、この高さまで登ってきたのねと達成感にひたれることは間違いありません。

そんじゃぁ降りようかなぁと思って、まだ歩いていない出口らしい扉に向かった先には、再び登り階段が。心の中で「しまった間違えたよ・・・」と思いつつ、ここまで来たんだから、もうちょっと頑張ろうと自分を励ます私。その甲斐がありました、119段の石の階段を登りきると、「石の回廊」にたどり着きました。ここは外に出ることが出来、ロンドンの街を眺められる素敵な光景が広がっておりました〜。テムズ川もロンドン・アイも見えます。登ってよかった〜と思ったのは言うまでもありません。これ以上道を間違えたらたまらん・・・と思わず1階で購入したセント・ポール大聖堂のガイドブックを確認する私。どうやら、この「石の回廊」からさらに152段の階段を登るとさらに「黄金の回廊」(これまた素敵なネーミングだ)があるというのです。そしてここからロンドンの眺望が開けるとも書いてあるのです。本当に悩みました。もう二度と登る機会がないかもと思いつつ、ここまで登ってきて本当に足の疲れを感じていたので、今日のこれからの予定を考えるとこれ以上、足を酷使すると動けなくなるかも?という不安から、「黄金の回廊」に登るのは断念しました。そして次は登ってきた数の階段(ちゃんと下り専用の階段)を降りなければなりません。登り階段がキツイのは勿論ですが、下り階段というのは、踏み外すとヘタすれば死んでしまうよ?というコワさと、足にガタがくるというコワさがあります。ゆっくり慎重に降りました。まだ地上に着かんのか〜!と思いつつ延々と続く螺旋階段、このセント・ポール大聖堂建てた人たちは偉大だ・・・と思ってしまいましたよ。なんとか地上に着いて、もう見尽くした感があった私は、セント・ポール大聖堂を後にし、テート・モダンに向かうのでした。

セント・ポール大聖堂から、数分もしないうちに広がるテムズ川。そして歩行者専用のミレニアムブリッジを渡り、真正面にあったのがテート・モダン。世界最大級の近現代アート専門博物館と言うに相応しい広さ、1階から7階までの吹き抜け・・・ここまでくるとスゴイと言うしかありません。その吹き抜けに「これでもか!」というほどのでっかいオブジェのお出迎え(何を表しているのかはわからない・・・)。大阪梅田のHEP FIVEの鯨のオブジェなんてメじゃないぜという大きさです。「でけぇ・・・」というしかありません。勿論、このテート・モダンも無料です!日本語のパンフはなかったので(見つけられなかっただけかも)英語のパンフを片手にゆっくり眺めることをおすすめします。裸体・風景・静物・歴史の4テーマに分けられている展示された作品。2000年5月にオープンしたこのテート・モダン、奇抜なアートがたくさんで、「これはいったい・・・」と思うものもたくさんあります。芸術に「斬新さ」を求めるなら、とても面白い美術館でしょう。どちらかというと古い絵画が好きな私には「うーん、この感性は私には理解不能だ・・・」というバチ当たりな感想が多かったです。子供には結構面白いかもしれません。イギリスの美術館・博物館でよく見る光景、それはたくさんの人が訪れる美術館・博物館の館内で、小学生(だと思う)の授業が展開されているところでしょうか。レポートを書いていたり、絵を描いていたり、工作していたり、日本ではあんまり考えられない風景が見ることが出来ました。 

テート・モダン→ウエストミンスター寺院→ハロッズ→ホテル
テート・モダンを後にし、次に向かったのは朝には素通りしたウエストミンスター寺院。サザーク駅から2駅、ウエストミンスター駅まで地下鉄で移動。ウエストミンスター寺院に到着。入場料を支払い、早速入館。このウエストミンスター寺院は、国王の戴冠式、及びイギリス王家の冠婚葬祭を執り行うというだけあって、有名な王家の聖廟がたくさん。エドワード一世、ヘンリー三世、ヘンリー五世、エリザベス一世、メアリー一世。一度は聞いたことあるでしょ?という名前ばかり。戴冠式も椅子は、想像していたものより大きくなかったという感想。聖歌隊席がいい感じでした。そういえば、ダイアナ妃の葬儀はここで行われたんですねぇ、しみじみ。一時間毎に黙想と祈りへの参加のため、1分間静止するよう求められているとパンフレットに書かれていたのですが、ちょうど私が入った時にもその時間がありました。しかしパンフレットを読んでなかった私は、英語のアナウンスなど全く理解出来るわけもなく、中にいたすべての観光客も静止してしまったのを見ながら、なんで立ち止まっているの?さっさと歩こうよ・・・と思っていたバチ当たり者でした(爆)。そして寺院の中には、ルイス・キャロルの碑やヘンデル・シェークスピアの彫像も。王族のほかに有名人の記念碑もあるのか〜とちょっと複雑な気持ちになった。ちなみに、ウエストミンスター寺院から、そう遠くないところにウエストミンスター大聖堂(ウエストミンスター・カテドラル)というところもあるのですが、寺院に行くためには、タクシー運転手に説明するには「ウエストミンスター・アビィに行きたい」と言わなければならないそうです。

ウエストミンスター寺院を出て、夜のライオンキング観賞まで時間が充分あった私は、ハロッズに行くことにしました。ウエストミンスター駅からジュビリーラインに乗り、グリーンパーク駅でピカデリーラインに乗り換え、ナイツブリッジ駅で下車。駅の案内表示に従って進むと出口の目の前にハロッズ!迷う余地はなしです(笑)。そしてハロッズは広かった。ハロッズといえば、緑地の袋、そしてハロッズのテディ、そして紅茶!というイメージだったのですが、勿論それだけではなかった。高級ブランドいっぱいの高級デパートにふさわしい品揃えだ。真っ先に紅茶のコーナーに行ってみる。たくさんの観光客が紅茶をご購入・・・・。紅茶のコーナー近くにはケーキやチョコレートのコーナーもあって、どちらにも目がない私には目の毒だ。散々どれにしようか悩んでいたが、あまりにも人が多いので、違う階に行ってみようと、4階のハロッズワールドに上がる。予想通り、こちらのほうが人が少なく、あちらを向いてもこちらを向いてもハロッズの文字の入ったグッズばかり(当たり前!)。うわぁ何を買おう?と思いながら、さんざん物色したあと、お土産用の紅茶を大量に購入(笑)。もちろん、自分用にも買ったのは言うまでもない。クッキーの缶やキャンディの缶にもなかなか魅力的なものがあったが、いかん、これ以上甘いものを食べてどうするよ?と思って買うのを辞める。荷物を持ったままミュージカルに行くことなんて考えられなかった私は、一旦、ホテルに戻ることにする。

そして17:00頃ホテルに戻る。ミュージカル開演は19:30。ホテルを出るのは18:00すぎで充分だろうと思い、ホテルでくつろぐ。この時間まで、セント・ポール大聖堂に入る前に買ったパンを食べていなかったので(爆)、室内の紅茶を入れ、パンを食べる。すごく食べ応えのあるパンだった。全部食べきれず、半分残しておくことにした(笑)。TVを見たり、のんびり過ごした後で、そろそろ出ようとホテルを出る。

LYCEUM THEATREでライオンキング観賞
地下鉄ピカデリーラインに乗り、コヴェント・ガーデンへ。昨夜とは異なり、ちゃんと劇場までの道がわかっているのが嬉しい。いそいそとライセウム・シアターへ。記念にパンフレットを購入。日本と異なり、こちらのパンフレットは写真中心の大きなパンフレット(キャストなし)と、キャスト紹介中心の小さなパンフレットがある。キャストのパンフレットは英語でしか書かれていない(当たり前!)から読めないし〜と思って、写真中心の大きなパンフレットを購入。シアターに入れるのは19:00前くらいから。それですぐに座席まで行けると思っていたら、さらにロイヤルサークル席前の扉の前で、しばらく待たなければいけないのです。勿論、そこには素敵なバーカウンターがあるわけですね。(飲みませんでしたが・・・笑)

扉が開いて、いそいそと自分の席を確認。
本日の席は、ロイヤルサークル(2階)の最前席A列の23番。中央やや右寄り(舞台から見て)の位置。ライセウムシアターの座席表はこちら
準備編で書いたように手数料400円位かかってるけど、そこはご愛嬌。舞台の端から端まで眺めることができる素晴らしい席でした。そしてこのライセウムシアター、年季の入ったシアターらしく、歴史を感じさせるボックス席と、各席の彫刻というか劇場内の飾りが、なんとも優美でした。座席の後ろには、50ペンス(約100円)で双眼鏡が借りることが出来るようになっていて合理的でもあります。(きっと日本だったら持ちかえるおバカさんがいるでしょうけど・・・爆)ちょっと驚いたのは座席でもで飲食物OKだったこと。幕間の休憩時にアイスクリームを売りに来るんですよ、日本ではあんまりないですよね〜。
英語がわからなくても、劇団四季で見ていて、だいたいどんな内容だったのか覚えていたので、安心して見ていました。さすがにライオンキング。夜の部で19:30始まりで、22:30というかなり遅い時間にに終わるんだけど、客席は勿論、満員。そして夜遅くなるにもかかわらず、結構お子さま連れが多かったのに驚きました。さすがに人気のあるミュージカルですね〜。

そして始まったライオンキング。
一番最初に登場するラフィキ。ラフィキのイメージは体格ガッチリの人という感じだったんだけど、今回のラフィキはそれほど体格ガッチリという感じではなかったのが意外!ラフィキが台詞(っていうか何言ってるか判らない台詞ですけども・・・笑)を発するたびに、クスクスと観客の笑う声。日本と最も違うなぁと思ったのは、こちらの観客は上演中の反応(ノリ)がすごくイイということですね。

シンバ父のムファサ。購入したパンフレットの写真のムファサのルックスがいまひとつ好みではなかったので、どうだろう?と思っていたのですが(笑)、写真とは違う人で、すごく男前の俳優さんだったので感激しました(笑)。そして声がめっちゃ渋いんすよ〜!!勿論、歌もお上手!かなり萌えです〜!!ハイエナ3兄弟を追い払う父のかっこいいこと!もうヤング・シンバとの掛け合いには、めっちゃ親子愛を感じて最高でございました。

ヤング・シンバは、思わず「ほっそーいっ!」というくらい華奢で、でも元気一杯の可愛いシンバで、思わず目じり下がりっぱなしです(危ねぇ〜笑)。ちょこっと音程が外れていてもご愛嬌(笑)。

叔父スカー、めっちゃイカして(死語やっちゅーねん)ました。ヤング・シンバとの秘密のお話、むっちゃやる気なさそうな態度で笑える台詞(観客ほとんど笑ってた)も良かったです。悪役の色気も充分でしたし、憎まれライオンですが、結構笑わせてもらいました。

ティモンとプンバァは、四季ではご当地方言で楽しませてもらったんだけど、こっちでは方言はきっとなかったんじゃないかなぁ(判りません)。でも楽しい掛け合いは勿論健在。「ハクナ・マタータ」も健在でした。

成長したシンバとナラ。ナラはめっちゃ強いです。シンバ、完全に尻に敷かれてます(笑)。成長したシンバ役の俳優さん、めっちゃ筋肉質って感じで、テカってました(笑)。うーん、華奢なヤング・シンバを見ただけに、ティモンとプンバァによっぽどイイものを食べさせてもらってたのか?と思う程でした。歌ももちろん素晴らしかったです。

総じて素晴らしかったライオンキングでしたが、このライオンキングを見て思ったことが一つあります。舞台衣装や、舞台の装置もろもろは、劇団四季のほうがスゴイと思いました。前半のいろんな動物勢揃いの時に、その差が結構伺えます。もちろんウエスト・エンドの実力もすごいですし、見かけが大きく違うということがないのですが、一つ一つの象とか鹿とかの衣装やその動きは断然、四季のほうが好みです。主役級の人たちは、本当何もかもすごいんですけど、アンサンブルになると四季の実力を思い知ったという気がしました。まぁ、これは私の個人的な意見ですけどね・・・

最後にカーテンコール。驚いたことがまた一つ。割れるような拍手やヒューヒューという掛け声の中、スカー役の俳優さんにはブーイングだったんです〜、それはそれは見事な憎まれっぷりだったんですけどね、あくまでもそれは役柄の上のこと。すっごく熱演されてて良かったのに、役的にブーイングなんて可哀相じゃあないですか!と思ったんですけど、あのブーイングはお子様からのものだったんでしょうか?(笑)

そんなこんなで終演時間は22:30。地下鉄もあんまり遅くに乗るのもヤバイかも・・・と思った私は、どこにも寄らず、地下鉄に乗り、ホテルへ戻る。ホテルに戻ったのが23:00すぎ。

ライオンキングの興奮冷めやらぬ間に、残していたパンを食べ(まだ食べるか!)、お風呂に入りベッドに入りました。この時点で、何時間寝てなかったんだろう?速攻で眠りに落ちたのはいうまでもありません・・・。素晴らしい1日でございました。

準備編 1日め
ロンドン旅行第3日目2月28日(金)





         
















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