ひるねさまから

＜華麟のミニSS劇場＞

「アスラン！勝負だ！！」
「今度は何？またチェス？」
「ちっがーう！！」
「じゃあ、乗馬？」
「ちっがーう！！」
「じゃあ、何で勝負するんだよ？」
「歌だ！歌！！」
「う、歌ぁ～？」
「そうだ！歌唱力で勝負だ！」
「いいけど・・・どうやって勝ち負けを決めるんだ？」
「ディアッカに判定してもらう！！」
「イザーク、それは・・・」
「なんだ？貴様、俺がヤツに八百長でも頼むとでも思ってんのか？」
「ディアッカは承知したのか？」
「いや、まだ言ってない！」
「じゃあ、先に返事をもらってからにしろよ」
「フン、まぁいい」

「おい、ディアッカ！」
「なんだよ？イザーク怖い顔して」
「お前、俺とアスランの歌がどちらがうまいか判定しろ！」
「おい！それは！！」
（・・・・・マジかよ。そりゃあ、アスランも苦手だろうけど、
イザークも歌は苦手なんだろ？）
「どうなんだ？判定するのか？しないのか？」
「すまない、イザーク。断る」
「何故だ！さては、お前、俺が負けると思ってるな！！」
「いや、歌の判定なんて俺じゃなくても出来ないだろ？
よく考えてみろよ、イザーク。どう評価しろっていうんだ？
仮にどっちがうまいと言ってもシコリが残りそうじゃねぇか！
頼むからお前等の勝負に俺を巻き込まないでくれ」
「そうか。じゃあクルーゼ隊長に頼むしかないか」

（をいをい！隊長まで巻き込むつもりかよ？）
「イ、イザーク。ちょっと待て。カラオケの点数判定ならどうだ？」
「カラオケだと～！！」
「そうだ、しかも自分の得意な曲で勝負できるぞ！」
「フーム、まぁいいか」

「おい、アスラン！カラオケの機械で勝負でいいか！」
「あぁ構わない・・・」

後日のカラオケ勝負のために、負けず嫌いのアスランは延々と
得意曲「アロハ・オエ」を練習していたようです。
ちなみに秘密主義のイザークはディアッカ相手に部屋で練習していたようです（爆）

さてさて勝負の結果は如何に？（笑）

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