庭球王子(氷帝)ギャラリー



































「忍足は今夜来ないの?」
「あぁ、あいつは関西の花火大会に行ってるらしいぜ」
「へぇ〜、こっちでも夏祭りあるのにねぇ、つまんな〜い!」
「慈郎先輩は来ないんですか?」
「ちゃんと声はかけたぜ。あいつのことだから、
まだ家で寝こけてんじゃねーの?」
「ねぇ、宍戸さん、宍戸さん」
「なんだよ?長太郎?」
「この後、こっそり二人で抜けませんか?」
「何でだよ?」
「だって忍足先輩がいないと、この人達、やりたい放題ですよ?」
「だな。いいぜ、その話乗った!」
(よし!宍戸さんと二人きりのお祭り、なんとかなりそうだ)






神社の中 石段に座り ボヤーッっとした闇の中で 
ざわめきが少し 遠く聞こえた 
線香花火 マッチをつけて 色んなこと
話したけれど 好きだって事が 言えなかった

(「夏祭り」3番より)

「なぁ、忍足の花火のほうが大きいのな?」
「そうか?せやけど跡部のほうの花火のほうが色が綺麗やで」
「フン、俺様の花火だからな、美しいだろ?」
「さすが、跡部やんな。自分だけと違うて、花火も綺麗やわ」
「ハン、そりゃありがとよ」
「跡部、ごめんな」
「あ〜ん?お前、何か俺様に謝んなきゃならねぇことあんのか?」
「せやかて、跡部、こんな線香花火よりドッカーンって
大きい打ち上げ花火のほうが好きなんちゃうん?」
「まぁな、打ち上げ花火は好きだぜ。だが線香花火も嫌いじゃねぇよ・・・」
「ほんま?じゃあ、好き?」
「ああ・・・」
「ほんまに好きなん?俺に気ぃ使ってるんちゃうん?」
「しつけーんだよ。俺が好きだっつったら好きに決まってんだよ」
「そうか、良かったわ。俺もめっちゃ好きやねん・・・。嬉しいわ」






「長太郎、月刊プロテニス杯では、お前のスカッドサーブ、
あてにしてるからな」
「勿論です、宍戸さん。俺のスカッドサーブは誰にも返される
ことはありません。まかせてください」
「だが、フォルトも多いぜ。気ぃつけろよ」
「わかりました。肝に命じておきます」
「なぁ、長太郎・・・」
「なんですか?宍戸さん?」
「俺達、結構相性いいみたいだと思わねぇか?」
「宍戸さん、何を今更なこと言ってるんですか?俺達の相性は
最高に決まってるじゃないですか?今頃気付いたんですか?」
「いや、そうかな?とは俺も思ってたけどよ。
お前、俺のために無理してねぇか?」
「とんでもありません。無理なんてしてませんよ。
宍戸さんの幸せは俺の幸せでもありますから、
俺は俺の幸せのためにならどんな努力もします」
「フン、長太郎は口がうまいな・・・。まぁいい、頼りにしてるぜ」
「えぇ、まかせておいてください。宍戸さん大好きです」
「バ、バカ野郎!ンなこと口に出して言うなよ・・・・。
さ、練習始めようぜ!」
(宍戸さんったら・・・可愛いヒトだなぁ・・・)






「なぁ景ちゃん、俺らの相性200%やて」
「あーん?それを言うなら友情度だろ?」
「せやかて、宍戸と鳳も相性バッチリや言うてたし・・・」
「あんなバカップルのたわごとを真に受けるんじぇねぇよ」
「まぁ景ちゃんのおかげで月刊プロテニス杯優勝できて、
嬉しかったわ、ありがとうな」
「俺様ばかり目立っちまってすまなかったな」
「景ちゃんが、そないなこと言うなんてびっくりやわ、
雨でも降るんちゃうか?」
「ば〜か。シングルなら俺様が目立つのは仕方ないけどな。
ダブルスなんだから、おまえも目立ちたかっただろ?」
「いや、そんなことあらへんで。俺のために景ちゃんが
華麗なプレイを見せてくれるんで、何度も見惚れとったからな。
俺が目立つ余地なしや」
「フン、お前のためだけにじゃねぇぜ。今回は俺達二人のため
だからな、そこんとこ勘違いすんなよ」
「もう〜景ちゃんったら照れ屋さんやなぁ〜」
「都合いいように解釈するんじゃねぇよ、ばぁ〜か」

















































SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送