アンの結婚&オペラ座の怪人
観劇 | 映画「アンの結婚」 劇団四季「オペラ座の怪人」 | 京都 2002/10/18 |
朝早くのJRに乗って(いつもの出勤時より早く家を出て)京都に向かう。本日のメインは夜18:40からの「オペラ座の怪人」観劇なのであるが、どうせなら朝早くから目一杯遊ぼうという、お馴染みの計画。 京都に着いた時間は9時25分。絶対地元にはやってこないであろう、映画「アンの結婚」を見ようと思っていた私はネットで、MOVIX京都で朝10:25分から上映と調べてあったので、市バスに乗って河原町三条へ。 映画館に着いて、指定席をGET。「アンの結婚」は毎週金曜はレディースDAYで1000円で鑑賞できると知りラッキー!この映画館も、前回の横浜で入った映画館のように、非常にスクリーンが見やすく、椅子もリラックスできる素晴らしい映画館だった。 アンシリーズの映画は、第一弾「赤毛のアン」、第2弾「アンの青春」を見ていたので、今回の「アンの結婚」が完結編ということでかなり期待していた。 実際、前もって原作と時代背景を変えていることは知っていたので、原作とは違うんだと思って見ないとエライ目にあうだろう(笑)。 アンの婚約者ギルバート・ブライスは理想の男性といっても過言ではない。頑固だけど、頭よくて、ハンサムで、愛する人にはとても優しく、そして医者です(私的に、実際には医者という職業に就いている人には全く興味ないけど)。とにかく小説の中に登場するギルバートは本当にイイ男。原作でのアンとギルバートの新婚生活はなかなかラブラブで、いい感じなんだが・・・・ この映画では、アンとギルバートが結婚するまで、そして結婚してからも、人間的にどんどん成長していくという映画だった。確かに第1・2弾にくらべて、ラブラブ度はあがっている(笑)。しかし、時代背景を19世紀前半、第一次世界大戦にしており、なんとギルバートが出征、行方不明、そしてアンがギルバートを探すため、単身ヨーロッパへという原作とはかけ離れた内容になっていることに驚いてしまう。映画の後半は、アンと何やら不穏な活動をしているジャック、戦場へ向かうアン・・・とまるで自分が戦争映画かスパイ映画を見にきたんだろうか?と思ってしまうほど戦争色の濃い内容だった。映画の出来事態は悪くはなかったんだけど、本音を言わせてもらうと、原作に忠実な第3弾をつくってほしかった・・・と思う人もいるのでは?と思う。 そして映画を見終わり、同じ館内で見ていた観客、見事に女性のみだった。本当に女性のみ。男性は一人もおらず(笑)。やはりアンシリーズは女性に人気の小説であることを改めて実感した瞬間だった。 映画を見終わったのは13時。お昼を食べようと思い、映画館近くにあった有名店、京都「かつくら」本店でランチを注文。さすがに京都。入り口が狭くて、店の広さが全然想像つかなかったのだが、やはり奥に長い建物で、店内はとても広かった。そして注文したランチも美味しかった〜♪ ランチ後、お約束のように御用達の○○○書店へ行き、アレな本ばかり5冊ほどGETし(重いっちゅーねん)、その後、京都駅へ市バスでリターンする。京都駅に着いたのが15時。怪人まではまだまだ時間がある。そして空いた時間を潰すに格好のイベントが京都駅ビルで開かれていたのである。 そう、京都駅ビルで行われていた「ハリーポッターフェア」である。まずはインフォメーション前の「ハリーポッターと秘密の部屋」映画紹介パネル展で、出演者のパネルをじっくり鑑賞。エンドレスリピートされている映画予告編を食い入るように眺める。ハリーとハーちゃんの再会ハグが美しい。ロンも含めて、イイ感じに成長してますね〜!そしてドラコ父のルシウス・マルフォイ渋すぎ!かっちょいい〜!予告編を2度見て(笑)、伊勢丹10階・催物場、ハリーポッターの世界へ。秘密の部屋を紹介するブースに入って、楽しみつつ、巨大なグッズ売り場で、グッズを眺める眺める眺める。百味ビーンズは売りきれてたけど、蛙チョコレートはたくさんあったので、とりあえず蛙チョコレートGET(笑)。限定グッズに弱い私は、か〜な〜り、限定コーヒーカップが欲しかったが、いかんせん私には今お気に入りのマグカップもあるし、これを買って帰ったところで使えないかも(もったいなくて)と思い、買うのをやめた。 巨大なグッズ売り場で1時間くらいウロウロして、結局グッズ7点GET。そして記念のJスルーカード(ドビーだよ、よりによって怖い顔の彼にするか?やっぱ肖像権の問題か・・・笑)の購入と伊勢丹でのグッズ購入のレシートで、ハリーポッター秘密のラリーに参加できることを知った私は、時間があるのをいいことに、ラリーに参加してみた。時間がなかったら、もちろんそんな暇なことはしないだろう・・・。ラリーのポイントは5箇所、しかもまたグッズ売り場まで戻らないといけなかった(伊勢丹10階・・・笑)、伊勢丹の不死鳥ポイントと、京都駅ビルインフォメーション前の妖精ポイント、地下街ポルタのポルタプラザの剣ポイント、ザ・キューブの箒ポイント、ホテルグランヴィア京都ロビー前の日記ポイント、ほとんど○○ポイントという○○でクイズの内容と答えが想像できてしまうところがありがたい。実際どのクイズもわかりやすい答えばかりだった・・・1か所くらい、まぎらわしい答えつくってたほうがマニアには受けるんだろうけど、きっと苦情がくるかもしれない(笑)。 たかが5箇所、されど5箇所、まわるのには結構時間がかかったが、まわる際に、ザ・キューブのヴィドフランスで怪人の休憩中に食べる夕食用のパンを購入し、ポルタのスタバでアイスカフェモカを飲んでたから、時間がかかるのは当然か・・・・。 最終的にすべてのポイントをまわり、ふたたびインフォメーション前の抽選会場へ。景品はピンズコレクション、ステーショナリーセットなどあったが、私は当たった映画「ハリーポッター秘密の部屋」の第2弾ポスター(ハリーとロンとハーちゃんの三人)に思わずニンマリしてしまった。まぁ2000枚だから、きっとポスターが当たるだろうと思っていたけど(笑)。 そして時刻は17時20分、京都劇場入り口にあるチケットぴあで昨日GETした、12月の桑田佳祐のLIVEチケットを手にして、さらに開場時間まで時間をつぶすべく、キューブ内のCAFE SOLAREでアイスチャイを飲む。時間になったので、いよいよ京都劇場へ入場! 観劇というものは、その舞台によって美味しい席がいろんなところにある。たとえば、CATSなどは通路に面している席などは猫(出演者)が通路を走りまわり、また運がよければ握手などもしてくれたりするので、後方の席であっても美味しい席はある。 最前列というのは役者さんの表情や、仕掛けなどが見えたりするので、言うまでもなく美味しい席が多い。ただ舞台全体を見るという意味では見逃してしまったり、部分的に観づらい時もないとはいえない。 歌舞伎では花道があるので、座席が花道より下手側だと、花道のすっぽん(せりあがりのある場所)あたりで役者が見得をきったときに、後姿しか見えないことがあったり、最前席だと同じく花道で役者が演じている時は振り向いて見ないと見えないということもあるのである(その分、舞台中央の役者はよく見えるけど)。 劇団四季「オペラ座の怪人」・・・京都で「オペラ座の怪人」が始まってから、3回めの観劇である。 1回めは友人と3人で、2回めも友人と大勢で(笑)、そして今回は浸ってみたかったので1人で鑑賞してきた。 今年の1月の三都物語のライプレポでは、あまり内容について触れなかったので(爆)、今回は少し長めの感想を! 今回GETしていた席は1階H列19番め、舞台のセンターからちょっと右寄りではあるが、まずまずのグッドビューな席である。 私はオペラ座の怪人のベストビュー席として、ステージはセンターあたり(京都劇場では9番〜20番あたり)、そして前から6〜15列(F〜O列)あたりが観やすいのではないかと思っている。 なぜなら、怪人は舞台だけでなく、天井あたりにも出現する(天井上、華やかな金の天使?像の上など)ため、前すぎると怪人が見えないし、美しい巨大3万4千個のクリスタルが輝くシャンデリアの仕掛けを楽しむには少々後方の席のほうが見やすいのは言うまでもないからである。 しかしながら前方の席であれば、湖の底からせり上がる300本の幻想に満ちたキャンドルの仕掛けや湖上を進む船のしかけを間近で観ることが出来るので、違った意味で美味しいのであるが。 劇場に入る前に、チケットぴあに来ていた若い姉ちゃんが、私、オペラ座の怪人って観たことないけど、いっぺん観てみたいねん・・・と傍らにいる友達に話していたが、観たことのない人には、騙されたと思って観に行ってもらいたいと思う。3000円〜11000円の席であっても(高くないとは言えないが・・・笑)、決して損はしないミュージカルである。 はっきり言おう。劇団四季がやっているミュージカル、すべてが面白いとは私には言えない。勿論、劇団四季の出演者は厳しいオーディションと練習を経て舞台に立っているので、実力はある。が、観客側には好みというものがあるわけで、必ずしも観客にとって、観たミュージカルがその人の中でNo1であるかどうかはわからず、人それぞれなのである。かくいう私も劇団四季のミュージカルは好きだけど、何度も観に行きたいというミュージカルは、多いというわけではない。一般的に1度観たら満足してしまうというものの内容のほうが、多いのではなかろうか? たとえば、私の友人がCATSリピーターで、何度もCATSを観に行っているが、私は同じ金額を出すなら怪人に行きたい人だったりする(笑)。 何故、私が怪人に入れこんでしまうのか?を考えてみた。理由として上がるのは、 @生まれて初めて観たミュージカルが劇団四季の「オペラ座の怪人」で、その時の感動が忘れられない A音楽がドラマティックで印象に残る B哀しくも美しい愛の物語であること (ストーリーは http://www.shiki.gr.jp/applause/operaza/story.html を参照) Cとにかくステージが華やか(舞台の仕掛け然り、衣装(総額1億円を越える)然り) この4つが大きく占めている。 具体的に感動してしまうところを、思うままに書いていくことにしよう(散文なので注意・・・笑) <劇場内に入って> まず目にする、19世紀パリ・オペラ座のステージ、金でキラキラした天使やら悪魔やら(?)がステージの枠 を見事に美しく飾られている。これだけでまず綺麗や・・・と思ってしまうお手軽な私。 ★第1幕★ <プロローグ> 競売人の「これでほぼ昔どおりの形がしのばれましょう。ちょっと明かりをつければ、昔の亡霊も逃げ出すことでありましょう」 の言葉で、誰もが聴いたことがあるだろうあの有名な音楽にあわせて、巨大シャンデリアが上がっていくところ。 初めて観る人には「これだよこれ、これを観にきたんだよ」と思わせるようなラスト。そしてリピーターには、猿のオルゴールやラウルの歌がしみじみするはず・・・・ <オーヴァチュア ハンニバル> カルロッタの素晴らしい美声の見せ所!歌の実力なければカルロッタ役はこなせません!。劇中劇の練習風景だけれど、出演者の衣装も美しい! <スィンク・オブ・ミー> クリスティーヌの出番!若さと可憐さで勝負!(笑)な歌声。そして、おっとこまえなラウルがBOX席からクリスティーヌを観て「ヴラヴァー!」と拍手するシーン、すっげー好き!やっぱラウルは男前でないといけません!きっぱり!! <エンジェル・オブ・ミュージック> 親友メグ・ジリー役を演じる人は、背が低い人が多いのかな?それでもって可愛らしい高い歌声の人が多い。私がもしオペラ座の怪人の出演者になれるなら、このメグ・ジリーを希望する(笑)。舞台終了後に支配人二人が、ヒロインの控え室にラウルを案内してくるけれど、ヒロイン一人(しかも着替えとかするだろう控え室)にラウル一人を入らせるなんて、オイオイ危険じゃないの?と思ってしまう自分はヨゴレてる(爆)。 <ザ・ミラー> ラウルが去った後、いよいよ怪人の登場!控え室の大きな鏡(ミラー)。 ファントム:「鏡に向かって、ひとみこらせば、私がいるのだ その中に」 観客も思わず目を凝らしてみてしまう、ミラーに映るクリスティーヌとミラーの中のファントム、仕掛けの見せ所! <オペラ座の怪人> ここも仕掛けの見せ所、どうなってるん?と思わせる、湖の上に浮かび上がる300本のキャンドル!ファントムとクリスティーヌが歌いながら乗っている船。そして、さすがヒロインに選ばれるだけある!と思わせるクリスティーヌの超高い歌声。某カラオケ機種では、この歌入ってます、よりにもよってこの曲を選曲してしまう私も私だけど・・・(最後歌えるわけないじゃん)。 <ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト> ファントムのクリスティーヌへの恋情がうかがえる場面。ファントムの手の動きに注目!(こらっ!) <怪人の隠れ家> 好奇心旺盛なことは我が身に破滅をもたらす・・・を地でいくクリスティーヌ。 しかしファントムの「地獄へ行け 呪われろ!」 は言いすぎでないかい?と思ってしまう私(笑)。 <支配人のオフィス&プリマ・ドンナ> フィルマンの投げる新聞記事、素晴らしい。カルロッタとピアンジ、アンドレとフィルマン、ラウル、ジリーとメグのそれぞれ歌の掛け合い、全部を聞き取れる人は聖徳太子しかいないでしょう! <イル・ムート> 劇中劇。殿様が面白い!ファントムはなんと魔法まで使えます! <オペラ座の屋上&オール・アイ・アスク・オブ・ユー> ファントムを音楽の天使と言っていたクリスティーヌが、こんどは悪魔呼ばわり・・・彼女って一体・・・(笑)。 ここではラウルとクリスティーヌのラブラブ。 ラウルみたいなお金持ちで身分もある男前に「君が全て」とか「I LOVE YOU」とか言われてみたい。 やっぱり屋上だから盛り上がるのか(笑)?そして二人を、すごい場所から見つめていたファントム、前すぎる席ではファントムの姿は見えません(爆) 屋上から舞台に戻り、カルロッタの代役でヒロインとしてステージに立つクリスティーヌの上に落ちてくる巨大なシャンデリア!!第一幕ラストの最大のみどころ!! <第2幕> <マスカレード> 「 マスカレード!心ときめく マスカレード! 華やかなスペクタルの夜! 」の歌詞にもあるとおり 「オペラ座の怪人」の中で一番明るく、衣装が華やかで、楽しい場面。出演者すべての衣装が凝ったものなので必見!普段は暗い感じのマダム・ジリー先生でさえ、この場面では楽しそうに歌ってる。劇団四季「オペラ座の怪人」のTVCMでもこの「マスカレード」の1シーンが流れていたのでおなじみでしょう。そしてファントムが堂々と出てくるのだが、思わずいつ頃、どのあたりに待機してるのかはリピーターならわかるはず! そしてファントムの退場シーン、これは遠くの席から見てるほうが、よりドラマティックでしょう・・・・ <支配人のオフィス> 第1幕の支配人のオフィスでもそうだったが、ここでもカルロッタとピアンジ、アンドレとフィルマン、ラウル、マダムジリーの掛け合いが素晴らしい。ラウルがクリスティーヌを守ろうと、かなり意気込んでます!いやぁ若いっす! <墓場にて> ファントムの登場とラウルに向けて放つ火に注目。あの杖欲しい・・・(そんなことを考えるヤツはそういないだろう) <ドンファンの勝利&ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン> 劇中劇の中の歌詞 クリスティーヌ:「もはや退けない 二人きりの物語が始まる 迷いに迷って いつの日かあなたと一つになる 恋の血が通い 恋の炎燃え 私を焼き尽くす」 にあわせて、クリスティーヌとドンファン(ファントム)の絡みがすっごくエロを感じさせて好きです〜!クリスティーヌ、ドンファン役のピアンジとファントムでは歌う声が全然ちがうでしょ?どうしてすぐに気づかない!(笑) 個人的にはこのザ・ポイント・オブ・ノー・リターンの歌詞が一番好きです。 <地下の迷路&怪人の隠れ家> ファントムマジックがつまった隠れ家、ラウル一人で乗りこむなんて無謀です、愛するクリスティーヌのためなら殺されてもいいという意気込みは素晴らしいですが、ここで死んだらクリスティーヌはどうなるんですか? クリステイーヌにラウルか自分かどちらかを選べというファントム、ラウルの命を奪おうとしておいて、そんな命令しますか?これでもしクリスティーヌがラウルを選んでたら、どうするつもりだったんですか? そして選ばせたのはいいけど、クリスティーヌのキスひとつで許してしまうファントムってば詰めが甘すぎませんか?それだけでよかったんですか?甘い、甘すぎ、純粋すぎるぞ、ファントム、なぜもっと鬼畜に徹底しないんだ?(笑) 散々、音楽を教えてもらって甘えておいて、ラウルと一緒に隠れ家を去るときに、わざわざ指輪を返しにくるクリスティーヌって残酷な人だ・・・・ この場面での解釈は、10年前にオペラ座の怪人を見たときとかなり感想がちがってしまった。 10年前はクリスティーヌ可哀相・・・だったのに、今ではクリスティーヌって結構ヒドイ女・・・怪人可哀相・・・って思ってしまう。 まぁこれは誰に感情移入するかによって違ってくるんだろうけれども。 最後の最後のファントムマジック・・・素晴らしいです・・・ 総じて、劇団四季の「オペラ座の怪人」は本当にスゴイんです。たぶん日本の他の劇団では、ここまでレベルの高いミュージカルは出来ないでしょう・・・ 観劇終了したのは21:25。速攻でJRに乗り、2回乗り換える。その間、眠らないように、○○○書店で購入した○○様シリーズの最新刊を読みつつ、終電で帰る。地元の駅に着いたのは23:50。父上に駅までお迎えに来てもらい、家についたのは午前様だった。 朝から晩まで出ずっぱりで疲れはしたけど、とても有意義な一日だった!しかし本当に疲れたと思ったのは翌日だった(笑) |
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